早いもので今年も、もう師走に入りました、申年になったのはついこの間のような気がしますが瞬く間に今年も過ぎ去ろうとしています。現在、インフルエンザ、溶連菌感染症、感染性胃腸炎、おたふく風邪も流行っています。この中にはワクチンで予防可能な疾患もありますので、感染の蔓延を防ぐためにもぜひ予防接種を受けるようにしてください。
また、今年は中耳炎の原因になるインフルエンザ桿菌(インフルエンザウイルスではありません)が抗生物質に抵抗力を持ってきているような印象を受けます。先日も小児科の先生と話した時に「溶連菌感染症が最近多くないですか」という話題が出ました。どちらもペニシリン系の抗生物質が第一選択になりますが、このところ保育所等で昼の薬の投与について敷居が高くなり、一日二回の処方を希望される保護者の方が多くなっています。ところが一日二回の抗生物質は種類も限られますし、また、一日3回の薬を二回で飲むと十分に効果が得られないことから、再発、遷延化や感染の蔓延を助長するばかりでなく、細菌の抗生物質への抵抗力を強くしてしまうことになります。これについてまだ確証はないのですが、昼に内服させにくくなったことが原因ではないかという印象を持っています。
JRの復旧も決まり、ようやく物流と冬の移動がスムーズになってくると思います。
さて、12月といえばクリスマスです。キッズルームもクリスマスバージョンになりました。自宅で楽しいクリスマスを過ごすためにも、うがい手洗い予防接種で、新年を迎えましょう。