のどに違和感があるとき ~咽喉頭異常感症~

UPDATE:2004.10.06

 のどがイガイガする、チクチクする、異物があるようだ、かゆい、引っかかるようで咳が出る、飲み込むときに引っかかる、イズイ、何か変など非常に多岐にわたる症状があって、もしかすると喉頭ガンはないかなどと心配して受診して来ることが多く見られます。確かに時として咽頭ガンや喉頭ガンが見つかることもありますが、多くの場合はそれ以外に原因がみられます(ただし喫煙量の多い人と飲酒量が多い人は要注意)。

 そこで、のどに違和感がある場合、鼻やのどのレントゲン検査、鼻から細い管を入れてのどを見る内視鏡検査(喉頭ファイバー検査)によって異常の有無を見るとともに、頸を触ってリンパ節や甲状腺の腫れなども異常がないか見てみます。

 咽の違和感を引き起こす原因には様々のものがあります。
 原因の一つとして咽頭や鼻の炎症が上げられます。鼻の奥のノドとのちょうど境目あたりから鼻汁が落ちてくるのを後鼻漏と言います。これがノドに引っかかって違和感の原因になることがあります。
 また、扁桃に米粒のような、かすがたまることもあり、これを扁桃陰窩膿栓と言います。このような場合は鼻の洗浄や扁桃陰窩の洗浄を行うとともに炎症を抑える薬を使います。

 それ以外にも咽頭や喉頭に慢性的な炎症を起こしていることがあります。
 次ぎに考えられる原因としてノドのアレルギーがあります。咽の奥がかゆいような感じがする、髪の毛や毛糸がはさまっているような違和感が続いてせきがでる。普通の咳止めではあまり効果がないような場合、疑われます。
 さらに、ノドに胃液が逆流してくることで起きる違和感もあります。以前には日本人ではあまりないとされていましたが実際にはかなりの数の患者さんがいます。時にはこれが原因で耳の詰まり感や中耳炎を起こすこともあります。胸焼け・ゲップ・時として胸痛などが出ることもあります。横になったり力んだときに症状が強くなったり、胃液が上がってくるような人はまずこの咽頭喉頭逆流症があると診て間違いないでしょう。
今はとてもいい薬がありますので、これを使うと嘘のように症状が楽になります。

 その他にストレスなどにより違和感が出ることもあります。きっかけがはっきりしているときには診断は容易ですが、難しいこともあり、薬を使って改善するかどうかで診ることもあります。
 まず咽の違和感は明らかに腫瘍のようなものがないことを診ることが大事なことです。

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